パスポートが見当たらない。盗まれたかもしれない…。
一人暮らしだと、気持ちを落ち着ける相手が近くにいなくて、焦りが一気に強くなりますよね。
でも大丈夫です。パスポートの紛失・盗難は、やることの順番がはっきりしています。
ポイントは「警察→紛失届(失効)→新しい旅券の申請」の流れに乗せること。海外なら「在外公館(大使館・総領事館)」が入口です。
この記事では、国内・海外のどちらでも迷いにくいように、手順をやさしく整理します。
夜間・休日で「どこに連絡する?」に迷うとき:夜間・休日に困ったときの連絡先ガイド
緊急(110)・警察相談(#9110)・消費者(188)などを状況別にまとめています。

結論:国内は「警察→紛失届で失効→新規申請」、海外は「在外公館へ連絡→届出→再発行/渡航書」
国内(日本)でなくした場合
- まず探す(最後に出した場所・宿・交通機関)
- 警察に紛失/盗難届(届出をしたことを示す書類をもらう)
- 申請窓口へ「紛失一般旅券等届出書」を提出して失効
- 新しいパスポートを申請(必要なら同時申請)
海外でなくした場合
- 最寄りの在外公館へ連絡(大使館・総領事館)
- 現地警察へ届出(証明書類を受け取る)
- 在外公館で紛失届出→再発行または帰国のための渡航書
ステップ0:まず探す(見つかる可能性があるところから)
「絶対なくした」と思っても、意外と出てくることがあります。まずは安全を優先しつつ、見つかりやすい順に確認します。
- 最後にパスポートを出した場所(空港・ホテル・レンタカー・免税店など)
- バッグの内ポケット・書類ケース・スーツケースの仕切り
- 宿・施設のフロント(保管されていることがあります)
- 交通機関の忘れ物窓口
ただ、探している時間が長いほど不安が増えやすいので、「見つからないかも」と思った時点で次の手順(警察・届出)へ進んでOKです。
【国内】パスポートをなくした・盗まれたときの手順
ステップ1:警察に届け出(紛失/盗難)
まずは所轄の警察署で、紛失・盗難の届出をします。
ここで大切なのが、届出をしたことを示す書類(証明)を受け取ることです。
盗難や身の危険がある状況なら緊急は110、迷う場合は#9110で相談できます。
ステップ2:申請窓口へ「紛失一般旅券等届出書」を提出(ここで失効します)
警察の届出後、都道府県などのパスポート申請窓口へ行き、「紛失一般旅券等届出書」を提出します。
この届出が受理されると、紛失したパスポートは失効します。
重要:失効の手続き後に見つかっても、そのパスポートは原則使えません。
「見つかるかも」と思っていても、出国が近い・盗難の可能性があるなら、早めに届出へ進む方が安心です。
ステップ3:新しいパスポートを申請(必要なら同時に)
失効の届出とあわせて、新しいパスポートを申請できます(手続きは窓口の案内に従ってください)。
新規申請では、一般的に戸籍謄本などが必要になります。
旅行・出張が迫っているときは、まず窓口に「いつ出国予定か」を伝えて、現実的な受取時期を確認しましょう。
(無理に急がせるより、必要書類を揃えて一発で通す方が早いことが多いです)
【海外】旅行中にパスポートをなくした・盗まれたときの手順
ステップ1:最寄りの在外公館へ連絡(まずここが入口)
海外で紛失した場合は、最寄りの日本大使館・総領事館(在外公館)に連絡します。
国によってはパスポート不携帯が問題になる場合もあるため、早めの連絡が安心です。
ステップ2:現地警察へ届出(証明書類を受け取る)
多くのケースで、現地警察への届出と、その証明書類が必要になります。
「どの書類が必要か」は国・地域で違うことがあるため、在外公館の案内に従うのが確実です。
ステップ3:在外公館で届出→「再発行」か「帰国のための渡航書」
海外では、状況により次のどちらかになります。
- パスポートの再発行:旅行を継続する/長期滞在で必要な場合
- 帰国のための渡航書:とにかく日本へ帰ることを優先する場合(比較的スピード重視の選択肢になることがあります)
「どちらが良いか」は旅程・滞在資格・出国までの日数で変わるので、在外公館に「帰国予定日」「次の移動(経由地)」を伝えて相談するとスムーズです。
財布ごと紛失した場合:お金の被害も“同時に止める”
パスポート単体より、財布ごとの場合はクレカや口座の被害が先に出ることがあります。
全部を完璧にやらなくて大丈夫なので、優先順位で進めましょう。
- クレジットカードの明細・通知を確認(怪しい請求があれば止める)
- ネットバンクの入出金を確認(身に覚えのない振込があれば銀行へ)
不正利用が疑わしいときは、こちらの手順がそのまま使えます。
クレジットカードの不正利用に気づいたら(止め方・返金・相談先)
詐欺対策:紛失直後は「不安を煽る連絡」に注意
紛失後に「拾った」「確認が必要」「手続きが止まる」など、不安を煽ってリンクを踏ませる手口があります。
SMSのリンクは踏まない、折り返しはしないで、必ず公式窓口(警察・申請窓口・在外公館)に確認しましょう。
知らない番号・SMSが怖いときの基本は、こちらにまとめています。
一人暮らし向け:手続きが詰まらないコツ(最小セット)
一人だと「何を持って行けばいいの?」で詰まりやすいので、最小限の準備だけまとめます。
- 警察の届出をしたことが分かる書類(受理番号・証明)
- 本人確認書類(免許証・マイナンバーカードなど、ある範囲で)
- 顔写真(規格があるので、窓口の案内に合わせる)
- 戸籍謄本(新規申請が必要な場合に求められることが多い)
「本人確認が弱くなって不安」なときは、免許証・マイナンバーカードの紛失記事も一緒に確認すると、全体像が見えやすいです。
よくある質問(Q&A)
Q. 国内でなくした場合、まずどこへ行けばいい?
A. まずは警察へ届け出、その後にパスポート申請窓口へ「紛失一般旅券等届出書」を提出する流れが基本です。
Q. 届出を出した後にパスポートが見つかったら?
A. 紛失届出が受理されると、そのパスポートは失効します。見つかっても使えない扱いになるため、出国が近い場合は新しい旅券の準備に切り替えるのが安心です。
Q. 海外でなくしたら、現地警察と大使館どっちが先?
A. まず在外公館(大使館・総領事館)へ連絡し、必要書類や流れを確認するとスムーズです。多くの場合、現地警察の届出書類が必要になります。
Q. 夜で不安が強く、何から手を付けていいか分かりません
A. 身の危険があるなら110、迷うなら#9110へ。手続きとしては「警察→届出(失効)→申請」の順番でOKです。夜間・休日の連絡先はこちらにまとめています。
まとめ:国内は「警察→失効→再申請」、海外は「在外公館へ連絡→届出→再発行/渡航書」
- まずは安全を優先しつつ探す。見つからなければ早めに手続きへ
- 国内:警察に届出→申請窓口へ紛失届出(失効)→新しい旅券申請
- 海外:在外公館へ連絡→現地警察の証明→再発行または帰国のための渡航書
- 財布ごと紛失なら、カード・口座の点検と停止も同時に
- 不審なSMSや電話には反応せず、公式窓口で確認する

